〜ご挨拶〜
１９８８年に結成された合奏団「アンサンブルNIZI」では、１９９８年より多くの方のご理解とご協力を得て、ヴァイオリンコンチェルトをオーケストラと共演するというスタイルのコンサートを定期的に主催し、その中で数多くの演奏家、愛好家を育てて参りました。前回、２００９年３月に催されました｢第１３回オーケストラ伴奏でコンチェルトを弾く会」の公演におきましては、コンチェルトが演奏されるべき本来の形―ピアノ伴奏ではなくオーケストラと共演するという貴重な体験―を、ひとりでも多くの方に共有していただけるようにと、モーツァルトのヴァイオリンコンチェルトのソリストを一般公募し、参加者の方からはご好評をいただきました。

今回「２００９年度WAKIAIAIコンサート」では、少々趣向を変えまして、ヴァイオリンの名曲小品であるサラサーテのチゴイネルワイゼンと、ベートーベンのロマンスNo.2を、弦楽オーケストラとヴァイオリンソロという形式にて演奏していただけるよう、選曲いたしました。

機会さえあれば、オーケストラをバックに演奏することは特別困難なことではありません。一度でもオーケストラと共演すれは、オーケストラとの共演はむしろ弾きやすく、とても楽しい経験であることを実感されるでしょう。ぜひ、憧れのオーケストラとの共演を実現してください。
参加者全員の演奏によって、コンサートが素晴らしいものになることを願っています。